アメリカ出張準備-情報とノウハウ-

入国係官の目的は、入国する人の「滞在目的」「滞在日数」「現地での滞在場所」

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■入国審査の手順-アメリカ出張-

■出発前の必須準備事項

  • パスポート(6ヶ月以上の有効期間があること)
  • 電子渡航認証システム(ESTA)による事前渡航申請
  • 同申請に必要な情報のうち、旅程に関する項目
    • 出発時の航空便名
    • 宿泊先住所、ホテル名

■入国審査の対応方法

英語ができない!:もしも入国審査官の英語がわからなければ、通訳を頼んでみてください。(Please call an interpreterなどと言ってみる)多くの大空港には日本語通訳が待機しています。


■入国審査官とのやり取り

(1)パスポート、出入国カード「I-94」、税関申告書を渡す

出入国カード「I-94」は飛行機の機内で渡されるので、記入しておきます。

(2)入国目的を説明する

米国ビザ免除プログラムでは、短期商用目的の入国が認められているので、入国目的は素直に「ビジネス」と言いましょう。昔は、「観光」といった方が無難という噂がありましたが、これをやると虚偽申告になります。勤務先名、会社の販売品目、滞在中の業務内容などを聞かれることもよくあります。また、名刺、商品カタログなどがあるかと聞かれることもあります。

(3)滞在期間を伝える

何日滞在するか聞かれますので、日数を答えましょう。1ヶ月以内ならば問題ありませんが、30日以上となると、なぜそんなに滞在しなければならないかと質問される可能性がありますので、説明できるようにしておきましょう。旅程表を英語で用意しておくのがベストです。ビザ免除プログラムでは、90日以上の滞在はできません。逆に90日以内ならどれだけ居ても構わないだろうと考えがちですが、入国審査は厳格化する一方です。就労目的ではなく、用件が済み次第日本へ帰国する意思があることを、審査官へ納得させる義務を負うのは入国者側だと観念するしかありません。

(4)写真を撮られる ※US-VISITプログラム

ウェブカメラのようなもので顔写真を撮られます。眼鏡を外せと言われることもあります。

(5)指紋をとられる ※US-VISITプログラム

これまでは左右の人差指をスキャナーへ置くように言われましたが、10指全てをスキャンするよう、空港ごとに対応が進められています。

(6)I-94の半券とパスポートを返されて終わり

このI-94半券はパスポートへホッチキス留めされることが多いです。帰国便の搭乗ゲートで航空会社へこの半券を渡すまで、「絶対に」失くさないこと、また必ず航空会社へこれを渡すことを忘れてはなりません。さもないと、次の入国審査時に途方もないトラブルに巻き込まれ、入国拒否、強制送還の憂き目に遭うことになります。(実例を知っていますので、少し強い調子で記しました)


※US-VISITプログラムとは?

アメリカに入国する外国人を対象に入国者の指紋と顔写真を登録・確認する身元確認のためのプログラム。ただし14歳未満または79歳以上の人、公共機関ビザ所有者はUS-VISITプログラムが免除されます。

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