アメリカで商談や打合せをする場合のコツ
■打合せ
もちろん話の中味や人柄は重要ですが、アメリカで商談や打合せをする場合のいくつかのコツを紹介します。
まず、最初に自己紹介して握手をしたりすると思いますが、握手はできるだけ力強く握りましょう。力強い握手は自信を示し、軽い握手は頼りなさや裏心を伝えてしまいます。握手しながらお辞儀をするのは奇異に映ります。お辞儀するよりも胸を張って握手しましょう。
なお、日本人は名刺を大切に扱いますが、欧米ではただの紙です。テーブルの上で自分の名刺を放り投げて配ったり、回して配ったりします。自分の名刺がぞんざいに扱われても気を悪くしてはいけません。
プレゼンテーションにおいて聴衆の顔を見ながら堂々と、というのはアメリカに限った話ではありませんが、アメリカではより重要です。日本のような(?)直立不動の発表は印象がよくありません。ステージと思って歩き回り、色々な人にアイコンタクトをしながら、時には聴衆に近づいてコミュニケーションを取るつもりで行うと良いでしょう。
片手をポケットに入れながら話すのも良いでしょう。自信の表れと見られます。座っている時は大きく足を組んだりするのも同様にいいかもしれません。自分の上司と来ている時は、そちらに悪印象を与えてしまうかもしれませんが。
プレゼンテーションの資料は、大きな文字簡潔に書くことが大切です。アメリカのビジネススクールでは、最低24ptの大きさで書き、スライド1枚で5行までが目安と教えられます。日本のプレゼン資料は情報が詳しく後から見直しても知ることができますが、アメリカ人のプレゼン資料は非常に短い単語で箇条書きされており、後から見直してもほとんど情報が得られない、ということがしばしば起こります。
皆で写真を撮ったりすることもありますが、当然笑顔で写って下さい。