スーツケースの選び方
■機内持込可能なサイズのスーツケース
スーツケースは、日数にもよりますが、なるべく機内持ち込みサイズにしています。
スーツケースは、ハンドル、車輪の数、車輪のつき方を重視して選んでいます。
原則は機内持ち込み荷物のみ
海外出張では、私は原則的に「機内持ち込みできる範囲で最大限の荷造り」を心がけています。理由は、荷物を失くさない、飛行機のチェックイン時間が短縮できる、バッゲージクレームで荷物を受け取る時間をカットできるという3点です。
2週間以内の出張で3回以上米国内便に乗るのでしたら、キャリー・オンのみにされることを是非お勧めします。荷物を失くしてしまったらビジネスになりません。
どこまで機内へ持ち込みができるか?
航空会社によって異なりますのでスーツケースを購入する前に調べておく必要があります。
一般に、米国内線ルールで機内持込可能なスーツケースは、縦X横X奥行の和が 45インチ以内(縦22インチ、横14インチ、奥行9インチ) であり、かつ重量40ポンド未満となっています。これに加えて小物入れ、パソコンケース、書類かばん、小型リュックといったものを1個持ち込めます。旅行かばんの外寸がほぼ上述通りであれば、ジッパー式エクステンション構造により厚みを増すことができるタイプも持ち込めています。書類かばんも、厚さ10cmのハードケースタイプのものもあれば、キャンバス布地で30cm近い厚さにあるものもありますが、書類かばんの範疇に入る形状であればOKです。
機体が小さくて、オーバーヘッド・コンパートメントの収納力が殆ど無い場合は旅行かばんはボーディング時にゲートにて機体預入手続きをして渡すことになります。到着時は同じく到着ゲートで受け取れますので、通常の機体預入荷物のようにバッゲージクレームへ行く必要がありません。
ちなみに私が現在海外出張の際、使っているのは
- 高さ21cm×幅14.5cm×奥行8cmの旅行かばん(無印良品)
- 高さcm×幅cm×奥行cmの書類かばん(TUMI)
で、二つとも機内持ち込みしています。両方合わせると2週間までの出張ならば問題ありません。ただ旅行かばんはエクステンションできるものに買い換えようかと思っています。お土産も多めに買えますので。
注目のスーツケース
Beatas スーツケース
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)では、5点満点で4.5点の評価を得ている、軽量で丈夫なハードタイプのスーツケースです。
SMLの3サイズあり、12色から選べます。ハンドルバーは、1.5cmごとにどこでも調節が可能な無段階タイプ。大型キャスターを採用しているので、静音でスムーズに移動できます。
パスファインダー19インチ2輪DAXトロリー
パスファインダーはTUMIに並ぶアメリカの人気ブランドで、スーツケースは、世界中のエアラインスタッフに愛用されています。19インチDAXトロリーは、国際線に持ち込みできるサイズで、丈夫な最高級パリステイックナイロン生地、片手で操作できるスライドハンドル、静かでなめらかなローラー、立体的で使いやすい外ポケットを備え、アメリカや、それ以外の海外出張に最適なスーツケースです。
TUMI ALPHA 26127 ウィールド・デラックス・エクスパンダブル・ブリーフ・ウィズ・ラップトップ・インサート
短期出張用。サイズ:W44.5cm×H39.5cm×D25.5(30.5)cm。バッグ前面の大きめのジップポケットには手帳やケータイが入れられるオーガナイザーポケットを装備。
メインコンパートメント前部に取り外し可能ビジネスバッグを装着。PCも収納可(17インチ対応)。3段階のテレスコープ・ハンドル(最長69cm)。
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■スーツケースの選び方
機体預入荷物用のスーツケースはいつ使うのか?
機体預入荷物用のスーツケースを使うかどうかを決める要素は(1)海外出張の期間、(2)海外出張中の移動頻度、(3)持参荷物内容・量、(4)持ち帰り荷物内容・量です。決まったルールというのは当然無くて、その時々の事情で決めるしかないわけですが、例えば、海外出張の期間が3週間以上、目的地が1箇所、荷物が多い、といった場合であれば機体預入荷物用のスーツケースもいいのではないでしょうか?特に移動頻度が少なければトラブル発生率も低いですから。荷物が多い場合には、日本から予め宿泊先ホテルや、海外出張先の関係会社(もしあれば)へ送付しておいて、自分の荷物が少なくできないか、一度考えてみるのも良いと思います。
どんなスーツケースを買うべきか?
(スーツケースは消耗品)
私自身はスーツケースはあくまでも消耗品と観念して選んでいます。特に預入荷物(Check in baggage)が米国内空港で取り扱われる様子をチェックイン・カウンター、荷物検査所、機体積込など、色々な場面で見ていると、鞄が無傷で出てくることのほうが奇跡のような気がしてきます。無造作、乱暴、投げやりという言葉が文字通り当てはまるように放り投げられ、蹴られ、倒され、ぶつけられ、転がされていくのですから・・・。その上、他の旅行者の80%は黒色キャンバス布地のスーツケースなのですから、バッゲージクレームで取り間違われる可能性も相当高いはずです。耐久性抜群の高級スーツケースでも、凹んだり、汚れたりすることは避けられません。そうなると見た目はボロですから、そんな鞄をビジネスで持っていくのは気が乗らないものです。そういう意味では、レンタルで済ませるのも良いかもしれません。ただ注文時にサイズを決めなければならず、意外とこれが面倒です。
(ハードケースかキャンバス布地か)
持参する荷物しだいです。ただ、鍵はTSA(the U.S. Transportation Security Administration)対応タイプで無い限り、チェックイン時にロックすることはできません。目印を兼ねてバンドで外周を巻くようにすると、輸送中にフタが開くリスクも減るのでお勧めです。
(ローラーがポイント)
スーツケースならばローラーが4個あるタイプの方が2個のタイプよりも、引いて移動する際疲れません。チェックポイントはローラーのつき方です。チェックインされたスーツケースは、私たちの目が届かないところで様々なものにぶつかっていますので、スーツケース底部に埋め込まれた形状になったものの方が、ローラーがむき出しのものよりも壊れにくくて良いと思います。
ローラーがむき出しのもの。
ローラーがスーツケース底部に埋め込まれたもの。
こちらの方が壊れにくい。
(ハンドル強度も要チェック)
ハンドルを延ばして、引いて歩くのですから、その強度がしっかりしているか材質と構造をチェックすることは欠かせません。