お子さんが現地の学校へ入るまでの流れ
■学校手続きの流れ
アメリカ出張で赴任が決まった際の流れとしては、現在通っている学校へ退学届けを出し在学証明書、転学児童、生徒教科用図書給与証明書を発行してもらわなくてはなりません。
□ 日本人学校が一般的だが
海外出張の際に赴任先でお子さんが通う学校として、最もあるのが全日制日本人学校です。
国内の小学校または中学校における教育と同等の教育を行うことを目的に文部科学省から国内の学校と同等の教育課程を有するとの設定を受けています。
現在、日本人学校は全世界に87校ありますが国が派遣した日本人教師が、無償支給による教科書を利用し授業を行っております。
なお、これらの教科書は赴任先では入手できないのでアメリカ出張前に日本国内で用意していかなければなりません。
(入手方法は別ページでご紹介します)
□ 日本人学校が少ないアメリカ
アメリカへの出張の場合日本人学校が極端に少ないのがネックです。ニューヨーク、シカゴ、ニュージャージー、グアムにしか日本人学校がないので、それ以外のエリアに赴任する場合は現地学校への入学も視野に入れる必要が出てきます。
現地学校へ入学する際は以下の書類が必要になってきます。
- 日本の学校の在学証明書と過去2?3年の成績証明書(いづれも英文)
- パスポートなどの公式書類による国籍、生年月日の証明書
- その学校区に居住する旨を証明する書類(賃貸契約書、公共料金の領収書など)
- 予防接種の証明書
□ インターナショナルスクールの学費は高い!
近年で日本人学校や現地校の他にインターナショナルスクールへの入学を希望する方も増えてきています。インターナショナルスクールとは世界各国に設置された国籍を問わず入学できる学校で、アメリカ系、ドイツ系、フランス系などがあり、その学校の属する国の言語で教育する私立学校です。
ただしインターナショナルスクールを選ぶ場合には注意点があります。それは日本人学校や現地校へ入学する場合には通常企業が学費に相当する額を負担してくれますが他に比べて高額なインターナショナルスクールの場合は差額は自己負担になるので金額的な負担が大きくなってしまします。
□ スクールバスの路線を確認せよ
学校に通うお子さんがいる場合は必ずスクールバスの路線を確認しましょう。と言うのもスクールバスの路線内に住居を構えていなければスクールバスが利用できません。
そうすうとただでさえ海外出張では忙しいのに親御さんが送り迎えをしなければいけなくなってしまいます。もしスクールバスが利用できないエリアに住んでしまった場合は毎日の送り迎えにタクシーを利用せざるを得なくなってしまいます。このような事態は極力避けましょう。
長期でアメリカへ出張する場合はお子さんのことも考えて慎重に検討してください。