空港、駅、ホテル、街中でのタクシーの拾い方と、アメリカのタクシーの特長
■タクシーの拾い方
空港から使う
どこの空港でもタクシー乗り場は、到着ロビーに掲示されているサインにしたがって行けば見つかります。大空港では乗客を客待ち中のタクシーへ振り分けるので、それに従って乗車します。いわゆる白タクは大抵の大空港に出没しているので、混んでいても正規乗り場から乗車しています。
駅から使う
乗り場は空港と同様に掲示されているので簡単に見つかります。
ホテルで拾う
タクシー乗り場へ行くか、ベルボーイへ手配をお願いします。ホテルから出かける予定が事前に決まっている場合は、ベルボーイへ告げて確保させておきます。この場合、別述のハイヤーが手配されていることもあります。特に早朝50kmほど遠出する場合は、タクシーがつかまるかホテルで事前に確認しておきます。朝5時ごろの飛行機に乗る場合なども要注意です。
街中で拾う
手を挙げれば止まります。拾いにくい場合はホテル前のタクシー乗り場を使います。ただし、ニューヨークなどのように、街中ではすぐに拾えないこともあります。そんな時は、近くの大型ホテルのタクシー乗り場へ行くのがよいでしょう。
■アメリカのタクシーの特徴
料金
課金システムには、単一料金制、距離に応じたゾーン制、メーター従量制などがあります。行き先を告げて大体の値段を聞いておくと安心です。
空港から
大都市では、空港から市内(あるいは周辺地域)への料金を単一料金制や、空港からの距離に応じたゾーン制などにしていて、乗り場やタクシーの座席に表示されています。地方空港では始めからメーター従量制のところもあります。
空港以外から
街中はメーター従量制、周辺都市に遠出する場合は当局の定めたゾーン別単一料金制といった組み合わせもあります。料金体系は座席に表示されているものをよく見たほうが良いでしょう。乗ってすぐに確認するようにしています。
運転手
移民第一世代を多く見かけます。ソマリア、エチオピアなど「アフリカの角」周辺からの難民やクロアチア、スロベキアなどの東欧出身者、パキスタン、インドなど南アジア出身者が多いように感じます。アラブ系もいますが、中国系運転手にあたったことはありません。
■リムジン=ハイヤー
日本で言うハイヤーは「リムジンサービス」に当たります。これは事前にホテルのレセプション、またはベルボーイへ依頼しておきます。行き先と必要な時間(8:00~12:00AMなど)を聞かれ、ホテルと取引がある業者へ段取りします。受付係やベルボーイが個人的に知っている業者へ段取りされる場合もあります。タクシーと違い、黒塗りのリンカーン(座席は総革張り)が迎えに来ることが多いです。客先から舐められないためには、このくらい使うことも一考の価値ありです。目的地までの道順もきちんと調べてから迎えにくるので安心です。
料金はタクシーの1.5倍くらいですが、待ち時間、車種、運転手の質・サービスを考えると適当な価格差だと思います。遠方へいく場合は、価格差があまりなくなる場合もあります。
日本からわざわざ訪問するとなると客先が気を使って「空港にリムジンを手配しておきましょうか?」言ってくれる場合もありますが、決して「リムジンバス」ではありません。普通は大型乗用車で、映画で見るような長大なリムジンが来ることは特別指定しない限りありません。
一度だけ、そんな長大なリムジンへ乗ったときには、ミニバーやテレビなどの車内設備があり楽しかったです。ただ、揺れ方が普段と違い、すこし車酔いしました。残念。
黒くて長いリムジン車の車内
リムジン車内のミニバーロングタイプのリムジンにはついていますが、普通の乗用車タイプではみかけません